2年前、東南アジアの旅を記録するためにセミプロのドローンを手にしたブラッド ウォール(Brad Walls)さんは、それ以降、ドローンを使っていろいろな撮影を常に試しています。
彼は、オリンピック選手を上空から撮影したことがあり、それらのショットに手ごたえを感じたようです。
そこから彼は、いろいろなものを別の視点で組み合わせることで彼の作品を体現することになると考えています。
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バレエをドローンで別視点から切り取る
ウォールさんは、バレリーナを撮影するために、モンタナさんにインスタグラムで連絡を取りました。
モンタナ・ルービン(Montana Rubin)さんは、名門オーストラリア・バレエ団の中のコルプ・ド・バレエのメンバーです。
パンデミックの影響で、モンタナさんは現在、舞台でのパフォーマンスや、通常のバレエ団での活動が行えていません。
ウォールさんは、バレエの柔らかい要素と対照的な倉庫と、タイルが美しいイベントスペースの2つの場所での撮影を計画しました。
ウォールさんは、バレエにあまり詳しくなかったので、上手く撮影できるか分かりませんでした。
しかし、撮影後に写真を見返すと、彼のフィードバックをもとに、モンタナさんが楽々とポジションを取り、クリエイティブな演出をしていることに驚いたようです。
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何年待っても出会えるか分からない一瞬
撮影の際、バレエの芸術に敬意を表しつつも、伝統的な芸術の枠を超えたポジションや形を加えることが不可欠でした。
そこで、撮影中にウォールさんは、光を介して彼女の動きが作り出す影で「遊んで」もらいました。
ウォールさんは、彼女が自分の芸術に没頭しているのを見ていると、本当に背筋がひりひりするような瞬間で、写真家にとって何年待ってもあるかどうかの瞬間だったと語っています。
影に映るバレリーナの動きが躍動感あるね