ロナルド・ラエル(Ronald Rael)とバージニア・サンフラテッロ(Virginia San Fratello)による「Casa Covida」という最新の取り組みでは、現代建築の手法と先住民族の素材が融合しています。
技術の進歩によって、歴史ある素材の泥をベースにした構造物のデザインと調和する方法を紹介しています。
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洗練された建物は泥で作られる
Emerging Objectsは、伝統的な素材(粘土、水、わら)を使って、建築や陶器の伝統的な粘土工芸を探求するプロジェクトです。
このプロジェクトの最終目標は、低コストで低労働力のこの建築物が、経済的で安全なものであることを実証することです。
このプロジェクトは、アメリカ、エルパソとメキシコ、フアレスの国境地帯リオ・グランデ川流域で始まり、コロラド州のサン・ルイス・バレーのリオ・グランデ川の源流付近で終了しました。
この地域は、何世紀にもわたって伝統的な陶器や土工の伝統を採用しています。
伝統的な素材と現代建築の手法の融合
カスタム・ポータブルロボットを使用して様々な場所に移動し、土や他の材料を掘り、その場で構造物に必要な準備を整えることができます。
粘土と泥を利用した建築プロセスは、ニューメキシコ州北部とコロラド州南部のプエブロ族やインド・ヒスパノの文化に基づいています。
材料をジグザグのコイル状の層で重ねて造っていきます。また、夜の寒さを防ぐために断熱性を高めるため、壁は数列で作られています。
このプロジェクトでは、入浴用プール、睡眠エリア、2人用の暖炉室の3部屋がある建築物が建てられました。
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天井はないのかな?っていうのがちょっと気になる