歴史ある建物に住み着いた猫
アヤソフィア博物館はトルコのイスタンブールにある世界遺産で、数多くの観光客が訪れる歴史ある建物です。
もとは6世紀にキリスト教の大聖堂として建設され、1453年にオスマン帝国がこの街を征服しイスラム教のモスクとなりました。1934年にトルコ政府が世俗化(宗教組織から切り離すこと)し、博物館となりました。
しかし、2020年トルコの大統領が、アヤソフィアをモスクに再分類する政令を出しました。今後も観光地として開放すると言われているものの、今後どうなるのか分からない状況です。
トルコの世界遺産アヤソフィアが「モスク化」 | ナショナルジオグラフィック
しかし、この場所に何が起ころうとも、一匹の猫はいつも通り、この博物館をわが家のように歩き回っています。
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貴族のような猫
グリ(Gli)と名付けられたこの猫は、まるで貴族のような風格を持つヨーロピアンショートヘアという種類の猫です。
グリは16年間、この建物で生活していて、観光客の間で人気者になっています。
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インスタのアカウントまで持つ猫
イスタンブールには野良猫がたくさんいますが、その中でもグリの存在感は大きいようです。
アヤソフィアのツアーガイドとして働いているバフチェシ(Umut Bahceci)さんは、グリのポーズの取り方や、歩き方、しぐさなどが他の猫と全く違うと説明しています。
グリはインスタグラムのアカウントまで持っています。(実際はバフチェシさんがグリのアカウントを作成しました。)
今のところ、グリを引っ越しさせる計画はないようです。アヤソフィアがモスクになった後も、グリはこの建物に住み続けることになります。
豪邸に住んでるようなものだね。ポーズも様になってる