ピンバックボタン(バッジ)には、記念品から政治運動まで、125年以上の歴史の断片がわずか数センチの中に詰め込まれています。
ピンバックボタンのコレクターであるカーター氏(Christen Carter)は、もともとカジュアルなコレクターでしたが、今では、シカゴを拠点とするメーカー、ビジー・ビーバー・ボタン社の中にある、世界で唯一のボタン専門の博物館を担当しています。
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世界で唯一のボタン(バッジ)博物館
ビジー・ビーバー・ボタン社の博物館には、40,000点以上ののバッジがあり、バーチャルアーカイブでも約9,000個のバッジを見ることができます。
様々なアメリカの歴史が垣間見える
カーター氏は「それはニッチで小さなオブジェクトのように見えますが、たくさんの一般的なアメリカの歴史を物語っています」と語っています。
最初にボタンが登場したとき、人々はそれらを収集品とみなしました。
ボタンが誕生して以来、その人気は絶え間なく変動してきましたが、1960年代から1980年代にかけて、反文化運動や抗議活動に広く使われるようになったことで、その人気は急上昇しました。
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いつまでも形に残るバッジ
カーター氏は、「現在はツイッターなどのSNSで流行している気の利いたメッセージや名言は、ボタンに印刷された名言と似たような機能を持っていますが、プラットフォームがつぶれると削除されたり、失われたりする可能性があります。
一方、物理的なアイテムは思い出の品になり、ずっと残ります。また、デザイン、製造、流通のプロセスに労力がかかるため、より意図的なメディアになります。」と指摘しています。
アメリカでは歴史を反映するバッジが多いんだね