SF映画の様なデューセンバーグの最後の自動車
1910年代から存在したアメリカの高級車メーカー、デューセンバーグ(Duesenberg )は、1937年に生産を終了しました。しかし、1937年から1940年の間に、最後の1台の自動車を仕上げました。
オーダーメイドのインテリアとSF映画の様なボディを完成させるのに3年の歳月がかかりました。
"デューセンバーグ・クーペ・シモーネ ミッドナイト・ゴースト "という名の自動車
1939年に完成したこの伝説的な自動車は、"デューセンバーグ・クーペ・シモーネ ミッドナイト・ゴースト "(Duesenberg Coupe Simone Midnight Ghost)と命名されました。オーナーの要望によりグレースキームで塗装され、夜に幽霊のように見えたためこのように名付けられました。
この自動車は、最後に作られ、最後に納車されたモデルです。
アールデコのモダニズムのラインにインスパイアされたこの自動車は、過ぎ去りし時代のロマンスを余すところなく表現しています。
この自動車は、フランスの化粧品会社のギ・ドゥ・ラルーシュがオーダーしました。恋人のシモーヌへの贈り物とするためです。
第二次世界大戦が始まる
第二次世界大戦が始まり、ヒトラーがフランスに進出してくる中、多くの自動車がナチスの手に渡らないように隠れされ保管されました。
「シモーネ ミッドナイト ゴースト」も同様に、大戦が始まった頃フランスの田舎のどこかで行方不明になっていました。
「シモーネ ミッドナイト ゴースト」は、戦時中に破壊されてしまったかもしえれませんが、いつか古い納屋で発見される日がくるかもしれません。
vintage-everyday/designyoutrust
失われた幻の車、いつかひょっこり発見されるかもね
今の時代でも未来的に感じる素敵なデザインだね
- 価格: 3735 円
- 楽天で詳細を見る