イタリアのカステルヌオーヴォ・マグラに「空飛ぶ家(フライングハウス)」と名付けられた家があります。
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太陽を追いかける空飛ぶ家
この空飛ぶ家は、アヌンツィオ・ラゴマルシーニ(annunzio lagomarsini)さんが設計・施工しました。
ラゴマルシーニさんは元々建築家で、家族が経営する建築会社で長年働き、建築や構造、エンジニアリングについて学びました。
1977年、彼はすべての知識をフライングハウスに生かすことを決意しました。
フライングハウスは、1987年から1994年にかけて建設され、110平方メートルの広さがあります。
建物には、2階建てで、2つの大きなテラスもあります。
ビルや造船所のリサイクル材を使用して作られており、金属製の土台で支えられており、油圧シリンダーによって360度回転したり、地上から20メートルの高さまで持ち上げることができます。
ラゴマルシーニさんは、「海が見えるまで作り続けました。もし、この高さで足りなければ、もっと高くしていたでしょう。」と語っています。
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ラゴマルシーニさんがこの家を造った理由は、彼のお父さんの影響が大きいようです。
お父さんは、晩年太陽に当たるため椅子を持って外に出かけ、一日中太陽にあたる場所を探していました。
それを見ていたラゴマルシーニさんは「なぜ、自分で太陽を追わなければいけないのか、家にさせたらいいではないか」と考え、年をとったらこの問題を解決するために太陽を追いかける家を建てようと決意したようです。
人じゃなくて家を動かそうと思うところが普通じゃないね
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