英国の王立鋳貨局は女王の95歳の誕生日を記念したコインや作家のサー・ウォルター・スコット、SF作家のH・G ウェルズなど5種類の記念硬貨を発行しました。
しかし、H・G ウェルズの記念コインにデザイン上のミスが存在していると指摘されています。
みなさんはコインの写真からデザインミスに気付きましたか?
ファンでないと気が付かないデザインミス?
王立鋳貨局は、1990年以来、国の重要なイベントを記念して新しい5ポンド硬貨を発行しきました。
2021年4月21日にイギリス女王・エリザベス2世が95歳になられることから、一連の記念日を記念して5種類ののコインが発行されました。
その5種類の記念コインの中には、「The War Of TheWorlds(宇宙戦争)」や「TheTimeMachine(タイムマシン)」の著者であるH・G ウェルズの死から75周年を記念した2ポンドのコインも発行されました。
しかし、そのコインにはデザインミスがあるとウェルズのファンたちがSNSで指摘しています。
This is a new commemorative HG Wells £2 coin for 2021.
— HolBolDoArt🏳️🌈 The Four-Legged Tripod (@HolBolDoTweet) 2021年1月4日
Now, as someone who particularly likes one of his very famous stories, can I just note that the big walking machine on the coin has four legs?
Four legs.
The man famous for creating the martian TRIpod.
FOUR
LEGS
?????? pic.twitter.com/HKFCgajGGL
ファンたちは「宇宙戦争」に登場する火星人たちが乗る「トライポッド」は、3本足なのに、この硬貨には4本足が描かれていると指摘しています。
また「透明人間」に出てくる登場人物のかぶる帽子も問題視しています。
小説では、透明人間は紳士らしくないつば広帽子を被っていたとのことですが、硬貨にはスーツを着てシルクハットをかぶっている姿が描かれています。
王立鋳貨局は「デザイナーChris Costello氏が想像した「宇宙戦争」や「透明人間」の場面が描かれている」と答えていました。デザイナー自身も本のカバーや映画のポスターから着想を得たもので構成したと説明しています。
ファンでない人から見ると良いデザインだと思いますが、作品に思い入れのあるファンから見ると納得のいかないデザインだったようです。
royalmint/theguardian/scotsman
好きな作品が忠実に再現されてないと納得いかないのも分かるけどね・・・