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映画「鬼滅の刃」興行収入324億突破で歴代1位! 海外メディアでもニュースに!海外ファンの反応は?

今年は、新型コロナウイルスの影響で今までの「普通の生活」ができなくなり、4月の緊急事態宣言や秋から冬にかけての感染者数拡大など暗くなるニュースが多い年となりましたが、「鬼滅の刃」に関する明るいニュースもありました。

原作コミックは、年間コミックランキング作品別歴代最高売上の8000万部超えや既刊全22巻でランキング1位~22位独占など様々な記録を打ち立てました。

また、劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編も公開されるや否や様々な記録を更新してきました。

そして、ついに映画「鬼滅の刃」が興行収入324億突破し歴代1位となりました!

 

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(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

歴代興行収入1位となった「鬼滅の刃」

吾峠呼世晴原作による「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、12月27日時点で興行収入324億7889万5850円を記録し、「千と千尋の神隠し」の316億8000万円を抜き、国内の歴代興行収入でトップとなりました。

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歴代映画興行収入ランキング

興行通信社調べ)※2020年12月27日現在

  1. 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 324.8億円
  2. 千と千尋の神隠し 316.8億円
  3. タイタニック 262.0億円
  4. アナと雪の女王 255.0億円
  5. 君の名は。 250.3億円
  6. ハリー・ポッターと賢者の石 203.0億円
  7. もののけ姫 201.8億円
  8. ハウルの動く城 196.0億円
  9. 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 173.5億円
  10. ハリー・ポッターと秘密の部屋 173.0億円

トップになるまでも様々な記録を打ち立てる 

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は10月16日に公開され、初日からの3日間で興収約46億2300万円、観客動員数約342万人を突破しました。

初日は平日における興収・動員の歴代1位、初週末は土日における興収・動員の歴代1位を獲得しています。(ニューヨークタイムズ「映画『鬼滅の刃』、全世界の他の映画の興行収入合計を上回る」)

 

10月25日には、公開から10日間という歴代最速日数で興収100億円を突破し、公開から24日間で興収200億円、59日間で300億円に到達しました。(映画「鬼滅の刃」日本の興行収入ランキング5位入り!全世界興行収入でもトップ5入りか!?

 

 

海外メディアでも「鬼滅の刃」の興行収入1位が取り上げられる

米メディア「VARIETY」では、ヒットした理由を分析

アメリカのメディア「VARIETY」は、「鬼滅の刃」が日本の興行収入で史上最高記録を樹立したことを記事にしています。

この記事では、鬼滅の映画の今までの記録を振り返りながら、この映画がトップになれた理由を分析していました。

 

 

理由の1つは、夏から秋の時期にファミリーやティーンエイジャー、20代の層を惹きつけるピクサーやディズニー、ハリウッド映画との競争がなかったことを挙げています。

 今年の日本の年間興行収入トップ10に入っている外国映画は、『テネット』と韓国のアカデミー賞受賞作『パラサイト』の2本のみでした。(昨年は6本の外国映画がトップ10に入っていました。)

 

もう1つの理由は、2016年2月に「週刊少年ジャンプ」誌上でデビューし、1億2000万部を売り上げた吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)氏の原作漫画の影響を挙げています。

また、同作を原作とした全26話のアニメがインターネット上で配信され、話題となったことも映画のヒットにつながっていると分析しています。

 パンデミックにより多くの国で映画館が不調である時に印象的である

CARTOON BREW」では、新型コロナウイルスによるパンデミックを比較的順調に乗り越えてきた日本で、映画「鬼滅の刃」が次々と記録を更新しトップとなったと記事にしています。

ある意味、パンデミックにより他の競争相手が公開延期したことも、この記録を手助けしたのかもしれないが、この記録は、多くの国で映画館が不調である時に印象的であると述べています。

この映画の大ヒットは、いきなりのものではなく、原作漫画と同作のテレビアニメの大ヒットから繋がっていることにも触れています。

また、日本の歴代興行収入トップ10のうち6本がアニメ作品であることに注目しています。(他の5作品は上から順に、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」、ディズニーの「アナと雪の女王」、新海誠監督の「君の名は。」、宮崎駿監督の「もののけ姫」「ハウルの動く城」です。)

 

 

海外ファンの反応

映画「鬼滅の刃」の興行収入歴代1位に海外のファンも多くの反応を寄せています。

海外の反応の一部を紹介します。

  • それもそのはず、これは傑作だ!
  • この記録は、今年の初めにアジアがしたようにCOVIDに強く対処していれば、西側ではどうなっていたかを示している。
  • 千と千尋と鬼滅の刃、両方を楽しんでる。
  • デーモンスレイヤーが本当に記録を更新した!信じられない!
  • このアニメは日本で本当に愛されているよね。
  • いつ見れるんだ?
  • 来年初めの公開まで待ちきれない
  • 鬼滅が千と千尋を抜いて記録を更新したのはすでに狂っているが、パンデミックが起きている時にどうやってそれをやったのかを考えると、私はただただ楽しい。
  • これがどれだけ深刻なことなのか、みんなわかってないでしょ。世界中の誰からも愛されているクラシックスタジオジブリ映画を追い越してしまった。早く見たい
  • デーモンスレイヤーを見ていない人は、見たほうがいい。めっちゃ面白い。映画もやばいものになりそう。

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 この映画は現在、2020年のアニメ公開で最高興収を記録しており、映画業界の世界興収トップの1つとなっています。

2021年初めに北米で、ソニーの子会社であるFunimationとAniplex of Americaの配給で劇場公開が予定されています。

台湾でも数々の記録を作る「鬼滅の刃」

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Image:台湾版ポスター画像Muse Communication

台湾では10月30日に公開され、17日間で3億6,000万台湾元(1,260万ドル)の興行収入を記録しました。

この数字は台湾で今年最大のもので、台湾での日本映画の最高記録であり、アニメ映画としては歴代最高のセールスを記録したことになります。

公開から3週間首位をキープし続け、11月6日からは北京語版とImax版が追加されました。3週目を迎えても勢いが衰えず、スクリーン数も大幅に増加しています。

 「台湾では、ハリウッド映画や日本のアニメーション映画は常に人気があります。特に、日本のアニメはファンタジー要素が強く、台湾の観客は、このような物語を大画面で見るのが好きなのです。」と(台湾での公開を担当している)Muse Communicationの副社長であるゲイリー・ヤン氏はvarietyに語っています。

さらに「台湾の観客は、何十年も前から人気のある日本のアニメを見慣れていて、『鬼滅の刃』のストーリーはしっかりとしていて、感動的で分かりやすく、全年齢層に適しています。その上、素晴らしい音楽と効果があり、良い意味で熱血なキャラクターもいます」と台湾でのヒットの理由を説明しています。

8~10歳の子供たちは学校で鬼滅の話をしていて、それがきっかけで、友達と一緒に映画を見たり、語り合うのがトレンドになっているようです。
このあたりは、日本の子供たちと状況が似ていると感じます。

最終的にどれ程の記録に?

 毎週月曜日の正午ごろに最新の興行成績が『鬼滅の刃』の公式ツイッターより発表され、ファンの間で今週はどれだけ記録を伸ばしたのか?と注目されていました。

そんな公式ツイッターが、毎週発表していた劇場版「鬼滅の刃」の最新興行成績の発表を年内をもって一旦終了することを発表しました。

 

 

皆様に直接御礼をお伝えできたこと、とてもうれしく思っております。感謝の気持ちは忘れず、来年も興行を続けて参ります。以降は、興行通信社からの発表等にてご確認ください」と感謝の言葉をツイートしています。

 

原作者の吾峠呼世晴先生が、観覧コメントと描き下ろしイラストを公開しています。

 

 

 来年も鬼滅の話題は続いていきそうです。

 

君の名は。やアナと雪の女王は超えると思ってたけど、歴代トップになるとは思わなかった!年末年始はスゴロクで遊ぼう!