グラフィックデザイナーは、アジアの5か国の今では廃墟となっている6つの城をデジタルで再構築することにしました。
かつてのアジアの建物が、復元されています。
アジアの城を復元するプロジェクトは、Budget Directによる最新プロジェクトです。
このチームは以前、ヨーロッパの城やユネスコによって保護された遺産をデジタルで復活させました。
チームはまずアジアの城のリストを作成し、次にデジタルリマスターできるリソースがある城に絞り込みました。
アジア大陸全体から最も驚異的な城を選んでデジタル再建に着手しました。
プロジェクは、研究者、建築家、デジタルデザイナーが協力しながら復元されました。
イラン、アラムートバレー、アラムート城
アラムートロックは、周囲の国を見渡せる日帰りのハイキングコースとして人気があります。
しかし、アラムート城自体はあまり残っておらず、わずかに残った石の塊の足場で覆われているくらいです。
イラン政府は観光客向けに部分的な修復を試みています。
中国、北京、円明園(えんめいえん)
明園は、一棟の建物ではなく、宮殿、湖、庭園、塔、彫刻などからなる3.5平方キロメートルの複合施設です。
清朝時代に、第二次アヘン戦争でイギリスの使者が殺されたことへの報復として、イギリスとフランスの軍勢によって大きく破壊されました。
さらに、義和団の乱や文化大革命でも破壊されました。
このプロジェクトでは、円明園十二宮がデジタル再建されたました。
日本、山口県萩市、萩城
関ヶ原の戦いに西軍の総大将に就いたことにより周防国・長門国の2ヶ国に減封された毛利氏が、広島城に代わる新たな居城として慶長9年(1604年)に築いた城です。
この城は長州藩の拠点となり、最終的には徳川幕府の転覆に貢献しました。
しかし、城は1874年に新政府によって中央集権と近代化政策の一環として解体されました。
アフガニスタン、ガズニー、ガズニの城塞
ガズニはアフガニスタンの軍事的要所で、ティムールからモンゴルまで、歴史上の征服者たちが得ようとしました。
2001年以降は、アメリカの軍事基地としても使用されています。
今でも城塞の跡が残っていますが、戦争や天候、放置などにより、大きなダメージを受けています。
当初32あった塔のうち14が倒壊し、2019年にも倒壊しています。
インド、マハラシュトラ州、レイガッドフォート
城の正門は標高820メートルで、1737段の階段があります。
今でも観光客は、3つの望楼のうち2つの望楼跡や貯水池、石造りの商館、ヒラカニブルジと呼ばれる有名な壁の遺跡を見ることができます。
日本、兵庫県朝来市、竹田城
竹田城は、兵庫県朝来市にあった日本の城です。
城跡は海抜353メートルの山頂に築かれ、今は建物はありません。
城の基礎部分は、20世紀後半に行われた小規模な修復により、保存されています。
季節によって霧が発生するため、雲の上に浮かんでいるように見えることもあり、「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれています。
アジア全体から日本のお城が2つも選ばれたんだね