新型コロナウイルスにより在宅で仕事をする人が増えましたが、突然家が仕事場になっても職場と同様の環境にできている人は多くはないでしょう。
アメリカで、リモートワークでどのように仕事をしているか調査されました。
調査により、ベッドで仕事をする人、クローゼットを仕事場にする人などリモートワークの様々な実態が浮かび上がりました。
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定期的にベッドで仕事をする人は約40%
アメリカのホームセンター関連のマーケティング会社CraftJackが、リモートワークに関する実態を調査し報告をまとめています。
2021年6月16日~25日にフルリモート、もしくはリモート中心で働いていたアメリカ人労働者1520人を対象に調査しています。
ホームオフィスへの投資
調査によると、91%の人が過去1年間にワークスペースを改善するために何かをし、90%がそのプロセスの一部としてお金を費やしたことが分かります。
半数以上の人が椅子に投資し、4人に1人がウェブカメラを購入しました。
家で仕事するために費やされた金額の平均は282ドル(約3万円)でした。
働く場所
次に働く場所について調査しています。
ほとんどの人は今までホームオフィスを持っておらず、71%は即興のワークスペースを使っていることが分かります。
31%の人が寝室がオフィスであると答えています。
3人に2人(65%)がベッドで働いたことがあり、3人に1人(35%)がクローゼットで働いていました。
45%の人がソファで定期的に仕事をしており、38パーセントの人は定期的にベッドで働いています。
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在宅勤務による体の不調
調査した74%の人が、在宅勤務中に痛みや不快感を経験したと答えています。
ほとんどの痛みは背中(56%)、首(54%)、肩(43%)で感じられますが、3人に1人(31%)が手と手首の痛みも経験しています。
ビデオ通話のための投資
zoomなどのビデオ通話の機会が増えたことにより、ビデオの見え方をよくするための投資が行われていることが分かります。
それらの人は、Webカメラやリングライト、後ろに映る観葉植物や壁のアートなどを購入しています。
ちなみにビデオ通話する場所は、寝室が一番多く(29%)、次にホームオフィス(28%)、居間(27%)と続いています。
3人に2人(69%)が、ビデオ通話中にパートナーや子供、ペットが入ってきたことがあると答えています。
ペットが最も多く(43%)、子供(37%)とパートナー(34%)と続きます。
今はオフィスで働く人も増えていますが、依然としてリモートワークで働く人は多く、CraftJackは、「リモートワークとオフィスのハイブリッドが新しい標準になりつつある」と分析しています。「これからもホームオフィスはより真剣に検討されるでしょう」と調査を締めくくっています。
ベッドで働く人が思った以上に多い!