今や日本のアニメは世界的に人気になっています。
世界中の人が日本のアニメを楽しむためには、ただ日本で放送されたものを流すのではなく、翻訳や吹替など様々な仕事があります。
日本語の漢字やひらがな、カタカナといったニュアンスを他の言語に翻訳するとき、翻訳者やデザイナーはどのように雰囲気を壊さず変えているのでしょうか?
日本のアニメ・ドラマ・漫画などのコンテンツを海外で配信している Crunchyroll(クランチロール)が、アニメのタイトルロゴを日本語から英語にするときの方法を動画で説明しています。
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ぱっと見て、同じ作品だと分かるタイトルロゴ
「Crunchyroll」は、日本のアニメやマンガを配信している米国の大手アニメストリーミングサービスです。(残念ながら日本からの接続はIPによって弾かれてしまい視聴することができません)
そんなCrunchyrollがTwitterに、日本語のアニメのタイトルロゴを英語表記に変えるとき、どのようにデザインしているのか公開しました。
Découvrez comment sont adaptés les logos japonais pour l'international ✨ pic.twitter.com/fk1VjPN4Mz
— Crunchyroll FR (@Crunchyroll_fr) 2020年11月11日
短い動画の中で以下の3作品のタイトルロゴが紹介されました。
- 『蜘蛛ですが、なにか?』
- 『彼女、お借りします』
- 『群れなせ!シートン学園』
『蜘蛛ですが、なにか?』
蜘蛛という漢字を英語で表現するとき、とめ・跳ね・払いを使うだけでかなり漢字っぽくなることが分かります。SPIDERという英語が一瞬漢字に見えました。
『彼女、お借りします』
色を日本語の表記と同じ配色を用いています。
漢字の部分や「し」と「i」を同じような曲線で書いて雰囲気を似せています。
『群れなせ!シートン学園』
肉球や耳、尻尾を文字に含めて雰囲気を壊さないようにしています。
群れなせ!の部分が日本語では上で、英語では下にきているのが、言語の違いが出ておもしろいです。
日本のアニメやコミックが、ただただ文字を訳すだけでなく、雰囲気も壊さないようデザインされていることがよく分かります。
これから翻訳されたものを見るときは、こういったデザインにも注目して楽しみたいですね。
タイトル1つ翻訳するのにもすごく時間がかかっているんだね!