ロッキー山脈に埋められた宝箱が10年の時を経てついに発見された
2010年、著名な古美術家が100万ドル(約1億830万円)相当の価値がある宝箱をロッキー山脈のある場所に隠しました。
宝箱を手に入れようと、10年間で35万人以上もの人たちがロッキー山脈を探しまわりました。そして、2020年6月6日、ついに一人の男性によって発見されました。
古美術品コレクターが価値の高い宝物を箱に詰めて隠す
古美術品コレクターのフォレスト・フェン氏は、1988年にがんと診断され、死を覚悟しました。そして、貴重な財宝をロマネスク様式の青銅製の箱に詰め、形見に残すことにしました。
幸いにも病を克服したフェン氏は、その箱の中身を2010年に詰め直しました。
箱に入れられたのは、何百もの珍しい金貨と金塊、先コロンブス期の動物像、先史時代の金槌の鏡、翡翠でできた古代中国の彫刻、ルビーとエメラルとのアンティークの宝石といった総額100万ドル(約1億830万円)もの貴重品だ。
引用元カラパイア
それから、自身のサイトで宝箱をロッキー山脈に隠したこと、自叙伝『The Thrill of The Chase』にある24行の詩の中に財宝の隠し場所のヒントを残したことを自身のサイトで明かしました。
10年間で35万人以上が宝探しに熱中した
宝が隠されてから10年間で35万人以上の人たちが宝探しをしましたが、見つかりませんでした。
しかし、6月6日に1人の男性トレジャーハンター(匿名)が、宝を探し当てたことを自身のサイトと『Santa Fe New Mexican』で発表しました。
サイトにはこうあります。
ロッキー山脈の緑豊かな森林に覆われた星の天蓋の下に埋められていた宝箱は、10年間その場所から移動していませんでした。
私の詩の中に記されたヒントは、彼を正確な場所へと導きました。これまでこの宝探しに参加した多くの人たちを祝福します。彼らには、また別の魅力ある発見ができる機会が与えられることを望んでいます。
これで、宝探しは終了しました。
引用元カラパイア
メディアの取材に対しては、「半分嬉しく、半分悲しい気持ち」と語っています。
カラパイア/oldsantafetradingco/The Guardian
35万人が探しても見つからなかったって、隠すの上手すぎだね!