米経済誌グローバル・ファイナンスは、「住みやすい都市」をテーマにした2020年の世界ランキングを発表しました。
このランキングは、経済力、研究開発、文化交流、居住性、環境、アクセスの良さ、一人当たりGDP、コロナウイルスによる死亡者数(100万人当たり)の計8項目をスコア化し、集計したものです。
その結果、今年の住みやすい都市に東京が第1位に選ばれました。
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コロナ対策と利便性の高い交通インフラが高得点
日本の評価はほとんどの項目で比較的高いスコアで、ヨーロッパなどの主要都市に比べて、新型コロナウイルスによる人口あたりの死者数が少なかったことや利便性の高い交通インフラが1位になった理由として挙げられています。
ちなみに、日本からは18位に大阪、34位に福岡が選ばれています。
2位に選ばれたイギリスのロンドン
文化交流と経済成長の項目でハイスコアを得ましたが、コロナ対応や死者数の多さが順位を下げる結果となりました。
3位はシンガポール
全体的に中程度のスコアですが、コロナ対応の良さが高く評価されました。
4位アメリカ合衆国ニューヨーク
ニューヨークは、経済、研究開発、文化交流において高いスコアを獲得していますが、過去のランキングより下回る4位にランクされています。
その理由はロンドンと同じでコロナによる死者数の多さです。
5位のオーストラリア、メルボルン
メルボルンは、コロナウイルスの項目を除くすべての項目で平均を大幅に上回っています。
特に、二酸化炭素(CO2)の実質排出量をゼロとすることを目標とした「ゼロカーボンシティ」の厳格かつ積極的な目標を設定したため、環境項目で高いスコアを獲得しています。
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1位から10位は以下の都市です。(経済誌グローバル・ファイナンスでは48位まで発表されています。)
- 東京 日本
- ロンドン イギリス
- シンガポール シンガポール共和国
- ニューヨーク アメリカ合衆国
- メルボルン オーストラリア
- フランクフルト ドイツ
- パリ フランス
- ソウル 韓国
- ベルリン ドイツ
- シドニー オーストラリア
今年はコロナ対策という項目があり、例年と比べて変動したランキングとなりました。
世界的に見ると東京はコロナ対策もできていて、かつ住みやすい都市なんだね