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新劇場版エヴァ破からQの「空白の14年間」が何らかの形で見られるかも?庵野監督、米メディアのインタビューコメントより

Amazonプライムビデオで、8月13日から「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が世界240以上の国と地域で独占配信されました。

そこで、複数の米メディア誌が庵野秀明監督とのインタビューを掲載しています。

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Image:collider

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破からQの「14年間の空白に光を当てたいと考えている。」

米メディアcolliderは、「なぜエヴァンゲリオンを一連の映画として作り直すことにしたか?」と質問し、それに対し庵野監督は、「新しいプロジェクトを企画しようとしたが、エヴァンゲリオンでまた面白いことができるという結論になり、自分にとって本当に面白いことをやりたいと思っていたので、エヴァンゲリオンをリビルド(再構築)することにした。そして、作り直すなら同じエンディングはやりたくなかった。」と答えています。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」では、「新劇場版シリーズでは、1作目はTV版に似せたものにし、2作目で徐々にストーリーを変え、3作目と、4作目はまったく違う作品にするつもりでいた。最初から、TV版と同じことをする気はなかった」と語っています。

モーションキャプチャや仮想カメラなど、実写の要素を取り入れる

実写の要素をいくつか取り入れていたことに関して、「アニメーションでは、表現できることに限界があり、その限界を超えるために実写の技術を導入しようとしてきた。これは初代のエヴァンゲリオンを作ったときからずっと意識していたことだが、30年経って技術が追いついてきたということ。シン・エヴァンゲリオンでは、3D CGIやバーチャルカメラなど、現在の技術を駆使して、自分がやりたいと思っていた技術を基本的にすべて実現することができた。」と答えています。

さらに「アニメにおいては、何一つリアルなものはない。でも僕は、この作り物の世界にもっと現実感を取り込みたい、キャラクターをもっと人間らしくしたいと思った」と説明しています。

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14年間の空白の物語

エヴァンゲリオンのような壮大なアニメプロジェクトに再び取り組む可能性はあるかとの質問に対して、「このシリーズでやりたいことが実際にできたので、しばらくは実写に集中して、やりたいことが増えたらアニメーションに戻りたいと思う」と答えています。

庵野監督は、「私にとってはエヴァンゲリオンの話は終わった。今はエヴァを続ける気はないけど、語り残した14年の物語がある。だから何らかの形で、物語の14年間の空白に光を当てたいと考えている。ただ、今のところは、自分が残した物語を続けようとは思っていない。」と興味深いコメントをしています。

 

 

ストリーミングプラットフォームに関して、アニメーションが国境を越えてさまざまな国に伝わる可能性があり、アニメは大人が楽しめるものへと発展していくと思うと説明しています。

Amazonプライムビデオでは、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」と、庵野秀明監督に4年間密着したドキュメンタリー番組「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」が見放題です。

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nytimes/collider

 

空白の14年間について言及していたのが興味深い!