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透明な醤油が海外の西洋料理で人気急上昇中!その理由とは?

「醤油って何色?」と聞かれて「黒」と答えるのは時代遅れかもしれません。

今まで、イタリアンなどの西洋料理で醤油が使われることはなかなかありませんでしたが、透明に透き通った醤油、その名も「透明醤油」の登場によって、その常識が壊されるかもしれません。

 

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Image:omgjapan

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 1869年に創業した熊本県の歴史ある調味料メーカーの商品

透明醤油」は 、1869年に創業した熊本県の歴史ある調味料メーカー、フンドーダイから2019年に発売されました。

この透明な醤油は、同社独自の製法を駆使し、本醸造醤油の芳醇な香りを損なうことなく、無色透明を実現しています。

見た目はインパクト大ですが、味は甘めでふんわりとした醤油の味です。

 

開発者は、子供たちが醤油で服を汚してしまったことからインスピレーションを得、「汚れない醤油」として売り出しています。

服だけでなく、食材も“汚れない醤油” Clear Soy Sauce

「透明醤油」こと、Fundodai Clear Soy Sauce は国際的にも注目されています。

なぜこの醤油が海外でも人気になったかというと、色が透明で食材が黒色に“汚れない”からです。

 

 たとえば、下の写真はどちらもマグロの醤油漬けですが、右の透明醤油を使た写真は、みずみずしい仕上がりで、食材本来の色が引き立っています。

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Image:japantoday

また別の例として、醤油ベースの和風パスタも透明醤油を使った右の写真の方が彩りがきれいです。

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Image:japantoday

 

醤油を使って当然の和食と違い、醤油で料理が黒くなることは西洋料理では受け入れられませんでした。

しかし透明醤油なら、色を損なうことなく料理本来の風味と醤油の旨みが融合した新しい食体験を得られます。

通常では醤油を使用しない白身魚やパスタのような多くの西洋料理の秘密の調味料になります。

今では、アマチュアからプロの料理人まで、世界中の料理人がフンドーダイの透明醤油を輸入して料理を盛り上げています。

 

醤油を使ったマリネ、カルパッチョ、アイスクリームなどの料理

 様々な料理に応用の利く透明醤油はパスタ、リゾット、マリネ、カルパッチョ、アイスクリームなどの西洋料理に使っても色彩豊かで、おいしくなります。

 透明醤油ジュレのカルパッチョ

鯛のカルパッチョに透明醤油を使って作ったジュレを添えると彩り豊かな料理の完成です。

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Image:Fundodai Goyo
ローストビーフと透明醤油のエスプーマ

ローストビーフにムース醤油を添え、挽きたてのコショウをかけると見た目も楽しい料理の完成です。

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Image:Fundodai Goyo
アイスに透明醤油のムース

アイスクリームに塩ひとつまみを加えて風味を高めるように、ムース状にした透明醤油を加えて効果を高めることもできます。

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Image:Fundodai Goyo

 

フンドーダイのホームページでは透明醤油を使ったいろいろなレシピが公開されています。

 

 

透明醤油に柚子が舞うポン酢

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Image:Fundodai Goyo

透明醤油の大ヒットから新たな醤油が誕生しました。その名も「透明醤油でつくった柚子舞うぽん酢」です。

透明醤油と同じく透明の液体に柚子の鮮やかな色がきれいです。

冬場の鍋を囲んだ食卓を色鮮やかなものにしたいという想いから誕生したようです。

 

 

同じ醤油の味でも色が違うだけで、国際的に注目されるようになるのは面白いですね。

少しのアイデアで海外の人にも注目される、そんな優れた日本の物はまだまだたくさんありそうです。

japantoday/omgjapan

 

海外でもヒットしたのは、透明というインパクトだけでなく、必然の理由があったんだね