ペルーの文化省は10月16日、世界遺産の「ナスカの地上絵」の保全作業をしていたナスカ・パルパ管理計画の技術スタッフたちが幅37メートルの新たな地上絵を発見したと発表しました。
新たに発見された絵は、右側に正面を向いた顔があり、横向きの体や尻尾が描かれたネコ科の動物の絵です。
この「ネコ」の絵は、急な斜面に描かれていて、自然の浸食でほぼ見えない状態でした。
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急な斜面に描かれた巨大なネコ
文化省によると、全長37メートルのこの絵にはネコが描かれており、ミラドール・ナチュラル(自然の展望台)と呼ばれる丘の斜面のに描かれていました。
この絵は、考古学者と文化省の支援を受けたナスカ・パルパ管理計画の技術スタッフがナスカ・パンパスの自然の展望台の改修工事を行っていた時に発見されました。
Meow! Huge, new reclining cat geoglyph recognized on Peru's Nazca Pampas after recent site refurbishment. (Andina) https://t.co/fOLMUZrHCY pic.twitter.com/eg2fO4SqmD
— Steven Ashley (@steveashleyplus) 2020年10月17日
これまでの有名な地上絵より前に描かれたもの
この絵は、頭を正面に向けた横向きのネコの姿が、30から40センチ程の太さの線によって描かれています。
専門家によると、今回発見された絵の特徴はパラカス時代後期のものであるとされています。
今より100年~200年前にさかのぼる、ナスカパンパの有名な地上絵よりも前のものです。
ドローンなどの技術の発展により、今後も新たな発見があるだろう
ナスカ・パルパ管理計画のディレクターであるジョニー・イスラさんは、ドローンなどの技術の発展により低い高度からの撮影が可能になったことで、今後も、さらに多くの地上絵が見つかるだろうと話しています。
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[おまけ]いらすとやが「ナスカの地上絵のイラスト(猫)」をイラスト化
話題になっているネコのナスカの地上絵が、いらすとやによってイラスト化されました。さすが仕事が早いです。
ナスカの地上絵のイラスト(猫) | かわいいフリー素材集 いらすとや
飛行機などで空からは調べつくしてたと思ったけど、ドローンによって新たに発見されてすごいね