可愛い?可愛くない?誕生時のミッキー
今では誰もが知っている人気者のミッキーマウスですが、誕生した当初はあまり評判が良くなかったようです。ある人はミッキーの見た目を、気味が悪いとか不快であるとまで言っていたみたいです・・・。
そんなミッキーが今のようなデザインになるには数年かかります。ミッキーが初めて登場したときの様子が写真に残されていました。
ミッキー誕生の歴史
1923年、ウォルトディズニーと弟のロイはハリウッドに小さなアニメーションスタジオを設立しました。ディズニーはユニバーサルピクチャーズとの契約を結び、動物のアニメを作成しました。
作品の1つである「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」が大ヒットし、ディズニーは昇給を求めましたが、ユニバーサルピクチャーズはオズワルドを自身のものとして主張しました。その結果、ディズニーはキャラクターを失い、仕事もなくなりました。
ディズニーはがっかりしましたが、仲間のアニメーターとともに、新しいキャラクター、ミッキーマウスを共同作成しました。
ミッキー、オズワルド、そしてカエル 1931年
白黒短編映画「Steamboat Willie」でデビュー
ミッキーマウスは、白黒の短編映画「Steamboat Willie」(邦題:蒸気船ウィリー)でデビューしました。この映画は、アニメーションの歴史においてキャラクターだけでなく、サウンドの導入においても画期的なものでした。
しかし初期のミッキーは外見も性格も今と随分異なります。初期の頃はいたずらっ子な性格で、長く先のとがった鼻、黒い目、やせた足に長いしっぽという本物のラットに近い姿でした。
親たちからは、ミッキーのアニメは子供にふさわしくないと不評でした。
そこで、ディズニーのアニメーターがミッキーの姿や性格などを段階的に変化させていきます。
ミッキーの目は大きくなり、表現力豊かで生き生きとしたものになりました。耳は丸くなり、鼻は短くなり、体格は短くてずんぐりし、より子供っぽくなりました。
こうして、ミッキーは今の人気を築いていったのです。
rarehistoricalphotos/designyoutrust
ミッキーも最初からうまくいってたんじゃなかったんだね。