真っ白なザトウクジラ
ミガルーと名付けられている真っ白なザトウクジラは1991年、AWCS(オーストラリア鯨類保護協会)によってバイロン岬沖で初めて目撃されました。
毎年ミガルーの姿が目撃されると、オーストラリアのメディアのトップ記事になるほど大人気のクジラで、今年も元気な姿が確認されたようです。
真っ白なクジラ「ミガルー」が今年も観察される
Breaking News: A white whale possibly #Migaloo has been sighted along the NSW South Coast heading north. Estimated to cruise past Sydney anytime soon and Cape Byron anytime from Wednesday this week. If you are lucky to sight the White Whale please email us Migaloo@migaloo.com.au pic.twitter.com/CjS9GUKGrN
— Migaloo the Whale (@Migaloo1) 2020年6月15日
ミガルーを観察する ホワイト・ホエール・リサーチ・センター
ホワイト・ホエール・リサーチ・センターは1990年代半ばに設立され、毎年オーストラリア東海岸を回遊するシロナガスクジラのミガルーや他のクジラの目撃情報を記録することを目的としています。
ミガルーは1991年、バイロン岬沖で初めて目撃されました。最初に目撃された時の年齢は5歳だったと考えられています。サザンクロス大学海洋研究部のチームが採取したDNAサンプルから性別がオスと確認されています。ミガルーは今年(2020年)で33歳になると考えられています。
アルビノ種のザトウクジラ
ミガルーは非常に珍しいアルビノ種のクジラです。
アボリジニの言葉で「白い仲間」と名付けられたザトウクジラの“ミガルー”は、アルビノ種で先天的にメラニンが欠乏している個体だ。
アルビノの遺伝子変異を持つと、成熟するまで生き延びることができない場合も少なくない。しかし、ミガルーは1991年にその姿が初めて目撃されて以来、毎年1年に1度ほどの頻度ではあるが、移動の時期には元気にその姿を見せてくれているようだ。
引用元カラパイア
毎年、クジラの移動の時期になるとオーストラリアのホエール・ウォッチングも盛んになりますが、今年も元気なミガル―を確認することができたようで何よりです。
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白いクジラって絵本の世界みたい