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1939年に登場したスケルトンの自動車

ケルトンな自動車が万国博覧会で展示される

1939年に開催されたニューヨーク万国博覧会で、ゼネラルモーターズが展示したポンティアック デラックス シックスのプレキシガラス(通常のガラスでなく、樹脂を使用したガラス)製の車が注目されました。

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「ゴーストカー」と呼ばれたスケルトンの自動車

この特別に製作されたスケルトンな自動車は、アクリルプラスチックで作られており、デラックス シックスで使われている部品を見ることができます。ネジなどの部品は、クロムメッキで塗装されていました。タイヤを含むゴムの部品は白で作られました。

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「ゴーストカー」という愛称でよばれたこの自動車は、1940年のニューヨーク万国博覧会にも登場し、新しくなったデザインを披露しました。

また、2台目の「ゴーストカー」も製作され、1940年のサンフランシスコ近郊のトレジャーアイランドで開催されたゴールデンゲート博覧会に出展されました。

製作費は25,000ドルと言われており、当時としては天文学的な数字でした。

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時ともに時代遅れとされる

万国博覧会が終了した後、スミソニアン博物館が1942年から1947年までこの自動車を展示し続けました。しかし、1940年代後半になると、この車のスタイルが古くて時代遅れとみなされ、展示内容が変更されました。

その後、自動車はディーラーに転売されました。最初にペンシルバニア州ゲティスバーグのH&Hポンティアックディーラーに売却され、1962年には別のポンティアックディーラーに売却されました。その後はドン・バーラップという名の自動車コレクターに売却されました。

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とはいえ現在でも、このユニークな展示用の自動車は非常に希少なモデルであり、多くの車好きのアメリカ人の会話のネタになっています。

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ミニカーとかではよく見るけど、実際の車で透けてるのが造られてたなんて!